from Yuriko

#2

October 1st, 2002

みなさんこんにちは。

すっかり秋らしくなって参りました。
私の大好きなきんもくせいも、満開。
ざくろの実も、たわわに実って、花(犬です)との散歩が、前にも増して楽しい私です。

花のことを少し、書きます。
ご存じの方も多いと思いますが、私の飼っている犬で、今、1歳4ヶ月です。
ラブラドールのチョコレート色で、女の子なのに、男の子と間違えられてばかり。

何しろ元気。陽気。いつも笑顔。(どうみても、顔が笑っているのです。)
訓練に通ったので、大分賢くなり、「だめ」と言われたことは基本的にやらないのですが、根がお調子者なので、ちょっと気を許すと、クッションをぼろぼろにしてしまったり、靴をどこかに隠してしまったり・・・。
私に怒られて、目を「三角」にして落ちこんだかと想うと、その1分後には、
うひょひょひょ!!!と大笑いして、4匹の猫たちと遊んでいるような、そんな犬です。

でも・・
心がささくれ立つようなときも、疲れているときも、どんなときも。
私は花から、元気と勇気を貰っている・・。

嬉しいときには嬉しいと、全身で喜ぶ花。
疑うことを全くしない、花。

あんなふうに好きなものは好きと、嬉しいときには嬉しいと。
気持ちを素直にぶつけられたら、どんなに世界は変わることでしょう。

どうしても人は、恥ずかしいとか、怖いとか、沢山の「何か」
を背負い込むので。
でもそれも、とても愛しい感情なのではありますが!

だけど、動物達の、天性の「まっさら」は心を打ちます。
何も語らずとも、人生はもっと単純で、幸せなものだと教えてくれるのです。

花のことを少し、と書いたのに長くなりました。

今私は、10月10日から始まるドラマの撮影と、来年のお正月映画の撮影を同時進行しています。
ドラマ「薔薇の十字架」は、きっと、女性たちからかなりの反響を呼ぶものとなるでしょう。
かなり社会的なテーマを含んでいるので、色んな意味での賛否両論かもしれません。

わたし個人としては、私の演じる澄子(すみこ)の心のひだを表現することは、
とても難しいけれど、やりがいがあります。

こんなふうに苦しんでいる人が一体、世の中にはどれくらいいるのかなあと、
撮影の合間にふと、考えてしまったり。

ばたばたとあわただしい毎日ですが、夜は夜で、どうしても本に手が伸びてしまう・・。

今、はまっているのは、「なまけもののさとり方」という本。
実は、もう12年ほど前に買ったものなのですが・・
あのときは、難しくて、よく分からなかったのに、今は、まるでスポンジが水を吸収するかのように分かる・・。言葉が入っていくのです。

この本についてはまたの機会に!!

ということで、今日はこのへんで。

皆さんの日々が幸せでありますように

2002年10月1日 yuriko

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