みなさんこんにちは。

きのう、劇場から帰る車の中で
すでに桜が咲いていることに気がつきました。

今年の桜は、今までのどの桜とも違う。
咲いてくれてありがとう、と心の中でつぶやきました、

さて・・
４月３日のマチネ公演を以て、「国民の映画」東京公演が終了しました。
この公演に来て下さったすべてのお客さまに心から感謝します。

本当にありがとうございました。

パルコ劇場は私の大好きな劇場です。
なんと言えばいいのでしょう？パルコ劇場にしかない、何か、があるのです。
演劇の神様、というものがいるのなら、きっとこの劇場には、
強い強いパワーをもった神様が一人、居るに違いありません。

５００人余りの観客のみなさんのおよそ１０００個の目が
ただひたすらに舞台上の役者に注がれるあの空間。
あのすり鉢状の、赤いシートの、そこだけがまるで、一つの宇宙のような。
どこかほっこりと温かく、どんなに緊張していてもなぜか包みこまれるような
不思議な安心感があるのはなぜだろうと毎回思います。
そんな時間を作り出してくれるパルコ劇場。
またここに帰って来たいです。
本当に、ありがとうございました。

そして、
休んでる暇もなく、大阪公演に向かいます。
大阪公演は「森ノ宮ピロティホール」。
初めてうかがう劇場です。
おそらくパルコの倍ほど、お客様が入るホールでしょう。
もちろん、私たちが演じることは、お客さまの数で変わるわけではないけど、
初めて伺う場所はなんだか少し緊張します。

大阪のお客さまはどんなふうにこの芝居を観て下さるのだろう。

どうぞ楽しみにしていて下さい。

頑張ります。

みなさんの日々が、どうか優しくありますように。
いつもありがとうございます。

２０１１　４月５日　yuriko