10月になりました。

2011年も、残すところあと、3カ月。

私もまたひとつ年を重ねました。

お祝いメッセージを沢山、ありがとうございます。

自分が生きてきた時間に誇りを持って、
誠実に、丁寧に、精進したいと思っています。

う～ん。まじめだ。しかし、本当に。

この10月からは、久々に出る連続ドラマのオンエアが始まります。
どんなふうに仕上がってくるのか、実はまだまだ分からない。
私自身も、楽しみにしているところです。

スタッフのみんなはほとんどが年下らしい。
共演者のみなさんも、数名の先輩方を除いてみな、年下。

いつのまに、みんなそんなに若くなったのかと
思ってしまいますが、いや。
私が年を・・・重ねたのであります。

でも、いいこともありますよ。

年上なんで、なんとなく、みんな優しい。

年上なので、すぐ「座って下さい」と椅子を持ってきてくれる。

年上だから、「何か飲みますか」とみんな聞く。

年上だから、なぜかあまり叱られない。

楽しい。

若い人と話すだけで楽しい。

と、プロデューサーの磯山さんに言ったら「おまえは年よりか！」と言われました。

ふ～んだ・・。
いいのだよ。

そして、ドラマの撮影現場の若いスタッフ(20代前般)をまじまじ見ていると、
どうみてもバランスが、宇宙人なみに、おかしい。
手足が長すぎる。
顔が小さすぎる。

そして、硬いものを噛んでないのか、あごが小さい。

新人類、と我々の世代は、言われたものですが
いや、本当の新人類はああいう子たちをいうのだと、日々思います。

40代は、中年と言われますが、
しかし、そんなひどい言葉を当てはめなくてもいいのではないかと私は思います。

だって、たぶん、人生で一番忙しいです、40代。

やることが多すぎる。

「中年」なんていう、言葉はどうもまどろっこしい。

もっと、モチベーションを上げる言葉はないのだろうか。

と、そんなことを日々考えております。

とにもかくにも。
人生は、一瞬一瞬の積み重ね。
今しかできないこと、今やるべきことを、力いっぱいやりたいです。

金木犀の香りの中、そんなことを思う私でした。

みなさんの日々が明るく優しく、誠実でありますように。

いろいろあるけど、深呼吸して笑顔で。

素敵な秋の日を。

2011年10月　石田ゆり子より。