#66
October 5th, 2012
みなさんこんにちは。
今年の秋は、残暑がいつまでも残っていたり、急に寒くなったり・・・
体調崩されていませんか。
先日、私はまた、ひとつ年を重ねました。
30代もあっというまでしたが、40代・・・・早い・・・早すぎる・・・
ついこのまえ「40」になったと思って笑っていたら、
あっというまに3年経ちました。
時間の流れは、誰もに平等。
私も、当然ですが10代があり、20代があり、30代がありました(当然だ・・)。
でもでも、
年を重ねるに従い経過の速度が上がって行くように感じるのは否めない。
これはなぜか、といつも思っていましたら、
先日、とある人生の大先輩は、おっしゃった。
「砂時計だって終わりにちかづくと、早く砂が落ちるように感じるでしょう」
な。なるほど。
終わりに近づくというのが縁起が悪いですが、でも、
人生の折り返し地点に来て、これからはどんどん速度があがっていくのだな、と
覚悟をきめた次第でございまして。
いまごろ気が付いたか、と御笑いになっている方も多いでしょう。
しかし、速度があがっていくことを頭のすみっこに置いておくのは、やはり
いいかもしれないと私は思うのです。
ややもすると、のほほんと、のんきに時間を重ねてしまう実にマイペースな自分を
「速度があがってる」ことで喝を入れ直すというか。
「今できること」そして「今しか出来ないこと」
この二つに、もっともっと集中して精進せねば、と
いまさらながら襟を正す43歳のワタクシ・・・なのでございます。
年齢を重ねることは、実に楽しいことです。
なぜなら、それはやはり「経験」が増えるから、です。
経験が増え世界が広がることで、人生は、どんどん自分らしくなっていくものだと
私はいつも思うのです。
20代の自分は確かに、若かった。体力もありましたし、お肌もぴちぴち、
日に焼けても怖くありませんでした。
でも、心の中では、自分との折り合いがなかなかつかなくて、
落ち込んだり悩んだり、辛いことも沢山・・。若さに対して神様が与えた試練という
やつですね。
自分はいったい、何が好きで、どう生きていきたいのか
突き詰めれば、そのことが分かっていることが、
生きていく上でもっとも大切なことのような気がします。
それは、「自分自身と仲良くなること」です。
そのことが、人生において、一番大切なことだ、と私は本当に思っています。
その上でしか、たぶん人は、他人とも上手く関われないでしょう。
そう思います。
自分の中の、「ほんとの自分」ともいうべき存在と折り合いがついていると、
人生は、どんどん楽しく深く、シンプルになって行くように思います。
だから、私は、20代より、30代より、今が好きです。
もちろん、いろいろ悩みはあります。
でもでもやっぱり私は「今」が一番好きです。
そして、なんとなく逆説的ではありますが、
「ほんとの自分」って子供の頃の自分に近かったりします。
子供のころ、時間を忘れて没頭したこと、
それがその人の、本質的に好きなことのように思います。
面白いです。
なんだか今回は、熱く語ってしまいました。
43歳の誕生日を迎えて、こんなことをつい話したくなりました。
できるだけいつも機嫌よく、楽しく、日々精進します。
いつも私を支えて下さり、ありがとうございます。
誕生日は、感謝する日です。
私を支えてくれている全ての人に、全ての環境に、
そして43年まえ、私を生んでくれた母に(父もですね)。
心より感謝をこめて。
皆さんの日々が明るい光に包まれていますように。
笑顔で。
2012年 10月のはじめ。
石田ゆり子より。